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【キズきず傷。キロンの傷。】
キロン。癒しの星とも言われます。
占星術をやっていくと、そろそろ小惑星扱ってもいいかな、なんて思ったりして、
それで日本語の文献も比較的多くて、最初に出逢いやすいのがキロンだったりします。
癒しの星って言われますが、もともとキロンって射手座と同じケンタウロス族だし、
フワフワした魚座的な癒しって感じじゃないよねー?とずっと思っていました。
人によって解釈も様々なので、ここでは私の思っている解釈を。
キロンは、癒しと言うよりも、『傷』です。
最初に在日ファンクの「きず」という曲を載せていますが、是非聴いてみて下さい。
ハマケンがふざけて歌ってるだけだと思わずに(^_^;)、歌詞がポイントです。
もうどうしようもなく傷ついてる部分。
ずーっとズキズキして、包帯巻くしかできなくて。
化膿止めも効かないし、なんならもう「傷をもっと!」と言わんばかりにそこに囚われる心の傷。
「癒そう」とか下手に思うと、それだけで一生終わるんじゃないかと思う位の傷。
確か神話では、ヘラクレスの矢で射抜かれて、致死性の重傷なのに死ねない。
痛くても死ねないし治らない。
そういうのがキロンじゃないかと思います。
もしキロンが癒されるとしたら、その傷を使って誰かを理解したり助けてあげる時。
ケイローンは神々の教師で、医療で人々を救っていたそうですから。
だから、自分が傷ついている、と客観視して、傷に溺れない知性が無いとキロンは癒しとしては機能しない。
客観視しないままやってしまうと、簡単に「自分が癒されてないヒーラーやセラピスト」の一丁上がりです。
ジクジクした傷は、風(空気)に当てて乾かすのが早い。
(でもどうなんだろう、今は湿り気を保って治すのが主流だなあw)
うーん、キロンを癒すのに、風のエレメントを使うか、水のエレメントを使うかは、
それぞれの選択に、お任せ(^^)/
ただ、水のエレメントを使うのは内側に、だと思う。外に使うのは違う気がします。
キロンは動きが早い星ではないので(調べてみたら、公転周期は50.76年)、
同世代はほとんど同じ場所にあります。
なので、ハウスと火星までの星にどうアスペクトしているかで見るのが良いですね。
私のキロンの傷は多分死ぬまで治らない。
でもそれで生きていかねばならんのだ。
そして誰もが、治らないジクジクした何かを抱えながらも生きている。
それでいいじゃないか、そもそも不完全なのが人間だ、と思う今日この頃です。