人の胸を借りて育つことを忘れない

 

ふと、精神保健福祉士としての1年目を思いだしていました。

年末なので色々振り返ったら、昔の事まで出てきた感じです。

 

ソーシャルワーカー1年目の時に、やっていたことを思い出すと、プロとして考えると、その稚拙さに顔から火が出ます。


ただ、少なくとも「支援させて頂く」という気持ちは持っていました。

 

1年目でスキルが無いのは自分で判っていたので、

ひたすら、教科書のようですが「誠実に対応すること」「してあげるのではなく、寄り添うこと」をやるしかなかったし、やっていました。

 

自分の親くらいの年齢の患者さんの胸を借りながら、支援の基本を教えてもらった気がします。

 

私は最初の配属が生活訓練施設(自立生活を訓練する寮)だったので、「たまたま精神障害を持ってしまった人の暮らし」ということに焦点を当てることを覚えました。

それは、今の障がい当事者自助グループの支援にもつながっていると思います。

 

 

そして、カウンセリングスキルを磨いたのは、また別の場所でしたが、そこでも、限られた相談室という場所の中で、どれだけの結果を出せるか、相談してくださった方が納得がいく選択ができるのかを出来うる限りやりました。

 

足りない部分はもちろん自力で勉強です。

医師や臨床心理士に近い判断やスキルを求められることもあったので、医学書を紐解き、専門サイトを覗き、論文を調べ…という感じです。

 

 

ここで言いたいのは、私が必死でやったよ自慢ではなく、

(こんなのは普通に仕事してたら当たり前なので)

 

スピリチュアルなお仕事・癒しのお仕事をする人が、

「今私は、この仕事をして、お金をもらうだけのスキルを持っているのか?」

という意識がどのぐらいあるのかな~?と。

 

 

よく、お金のブロックがあるから価格を上げられない!

なんて言うのを聞きますが、

それは、お金をもらえるだけのスキルが自分にないとうすうす解っているから、

というのもある気がします。


ちゃんとできない事でお金もらっちゃダメでしょ?

って解っているから。



何かを習った、学んだ、

これだけお金がかかった。

だから、掛かったお金を回収するために、すぐ安くセッションを始める。

 

・・・何だか根本から間違ってる気がします。


医師の国家試験通ってるから医者ですけど、

あなたは研修医にいきなり手術して欲しいか、

って話だと思うんです。

 


少なくとも、専門家と言われる人は、いつまでも勉強なので、

回収とかそんなこと考えて学んでないです。

 

それをやったら、

信じて話をしてくれた方たちにとても失礼だし、

そんな風に考えるなら、

そもそもそれをやるのに、向いてないんだと思います。

 

 

何でも、初めての時がある。

新人の時があります。

 

だから、相手の胸を借りながらやることは必要です。

それは自分が未熟だから、「させてもらっている」んです。

 

自分がお金を取れるだけのスキルを最低限備えているのか、

それぐらいは客観的に把握して仕事をするのが、

プロの礼儀ではないかなあと思うのです。

 

 

 

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