欲望は人を殺す

物騒な題ですみません(^_^;)

 

でも、ここ最近「人間の欲」というものについて考えさせられることが多くて、いろいろ考えていたら、こんな題になってしまいました。

 

 

私はずっと、『なんで人って他人を押しのけてまで自分を主張したり、ねじ込んだり、声を大きくしたりするんだろう』と小さい頃から思っていました。

 

たぶん今もあんまり理解していません。

そこまでする理由が良く解らない。

 

 

この押しのける力って、ザックリまとめてしまえば、「欲」なんですよね。

生きる欲、自分が認められたい欲、自分が良い思いをしたい欲。

 

人間だって生きていかねばなりませんから、生存本能として、

そういった強さは必要なのだと思います。

 

人間の欲望が世の中を発展させてきたのは言うまでも無くて、

その恩恵にあずかりながら暮らしているのは十分解っているのですが。

 

 

でも欲望というのも程度問題で、

あまり行き過ぎると、なんか変な事になっちゃうのは歴史が証明しています。

行きつく先は戦争、殺し合いです。

 

そして、日々の仕事で、そういう穴に落ち込んでいても、

それに気づけない、気付くつもりもない方々を見ていると、

”そのように働かないといけないシステム”みたいなのがほの見えて、

うんざりした気持ちになります。

 

血の気の多い人は、そういう仕事のやり方が楽しいだろうけど、

そういうやり方はどこかで人を殺している事に気づいていない。

 

『あー、こういう人が、戦争になると平気で人を殺すんだな』

と思ったのでした。

 

で、そうした欲のない人は、働きながら、

今の社会の中で心をすり減らして鬱になっていたりする。

 

 

自分が今やっている事は、欲望に適っているからそれは善である、

というのはあまりにも考えが足りない。

 

たくさんの人を殺して満たされるものって何なんでしょうね…?

 

 

欲望をお金ややみくもな経済活動に変えてみれば、

どれだけの人が欲望に踊らされているかわかります。

 

使う側としては、それが簡単でやりやすいんでしょうが…。

 

スピリチュアルな事が一般の人にも身近になった昨今でも、

人間の本質というものは昔とは変わっていないんじゃないかと思われます。

 

自分の欲望で自滅するならまだしも、

他人の欲望に殺されないようにしないといけないな、なんて

考えないといけないのが悲しくもあります。